平成20年度の取り組み
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IT教育支援学生ボランティア活動 (S1)
地域連携推進室が学生を主軸として平成14年度から取り組んできたこのボランティア活動は、平成20年度から「多角的社会連携による自己発見教育推進事業」の一環として、さらに発展させようとすることになりました。その結果、情報学部の学生が情報学教育の特性を活かして、浜松市内の公立小・中学校で、児童・生徒のコンピュータ学習をサポートするだけでなく、学生自らが「ボランティア活動を通して学び、成長する」体験学習という意味合いが、色濃くなりました。
平成20年度は、4月17日に前期ボランティア活動に参加する学生へのガイダンスを行い、5月から活動を開始しました。また、後期ボランティア活動は、前期から引き続き参加している学生に加え、新たな参加者を募集し、10月から活動を開始しています。12月現在で、小・中学校7校に延べ31人の学生を派遣し、各学校のIT教育を支援しました。
公開講座『情報学アラカルト講座』の開講 (S2)
情報学部の文工融合教育を保護者の皆様、地域の皆様へ広く体験して頂こうと、テクノフェスタ・情報学部保護者懇談会と同日(11月8日)に公開講座を開講しました。 講義内容にはITセキュリティ問題から市町村合併まで、幅広いホットトピックを4つ厳選し、受講者の皆様の興味に応じたひとつを選択していただく『アラカルト』形式の講座としました。
- ・ユーザ特性を考慮した情報セキュリティ技術 (西垣正勝准教授)
- ・ゲームでわかる人間の思考 (大島純教授・大島律子准教授)
- ・楽しい認知心理学 ― 人間の行う情報処理と知識の形成 (漁田武雄教授)
- ・情報学から見える平成の市町村合併 ─ 浜松市および県内市町村の場合 (西原純教授)
情報学部保護者の方々はもちろんの事、一般の方々にも広くご参加いただき、盛況のうちに幕を閉じました。平成21年度においても、テクノフェスタ・保護者懇談会と同日に開催する予定です。詳細に関しましては、順次、情報学部Webページ、その他広報を通してお伝えします。
中小企業のHP作成支援活動 (S3)
本地域連携事業の目的は、地域の組織と連携して、学生に実践的な教育の場を提供するとともに、浜松市の中小企業を対象として、ホームページの作成を通して地域貢献することです。
具体的には、平成20年度後期から始まり、情報学部・浜松商工会議所・静岡文化芸術大学との連携で、それぞれの特性を活かして中小企業のホームページの作成を支援する事業です。第一回目にあたり本年度では試行的な展開とし、情報学部の6名の学生と静岡文化芸術大学の2名の学生との混合で2チームを結成して、ITコーディネーターが企業との間に入り、浜松市で歴史のある企業2件を対象として実施しています。
なお、この活動では、「多角的社会連携による自己発見教育推進事業」の一環として、学生にとっては、地域の事業所でのヒアリング、制作の企画、中間発表、ホームページの制作、成果発表の一連の流れを、現場に密着した実践的な幅広い応用教育を受けつつ、自己発見への場となることを目指しています。また、企業にとってはヒアリングなどを通してITを活用した経営を考え直す気づきの場となることで、有意義な地域貢献を目指しています。
本事業は中日新聞、中日経済新聞、浜松商工会議所Webページ等で取り上げられました。