石川 翔吾
研究概要
石川研究室では,インタラクション,人間の感情思考モデルに関する研究を中核に認知症の人や生きづらさを抱える人や支え手の支援技術の開発に取り組んでいます.例えば,障害のある人との良い人間関係を築くためのコミュニケーション技術を情報学的に分析し,現場で役に立つように可視化して学習効果を測定しています.また,分析ツールの開発から学習環境のデザインまで幅広く研究し,技術的,社会的な思考力を養うことを目指しています.
認知症情報学に基づくコミュニケーション技術の可視化に関する研究
認知症の人への対応に苦慮している人がいる一方,認知症の人と良い関係を築いている人も多くいます.介護で注目されているユマニチュードをはじめ,先駆的な介護現場のコミュニケーション技術を情報学的に表現し,定量的な分析を行っています.また,ITによってスキルを見える化し,現場にフィードバックしています.私たちの研究室では,医療・介護現場と密に連携して研究を進めています.
子ども/高齢者の発達理解に基づくヒューマンインタフェース研究
発達という考え方は生涯に渡って適応されるもので,教育,医療,介護などのサービスはそれぞれの発達的観点に基づいて提供される必要があります.発達を理解することは,人間の思考を理解することにつながり,人工知能,自然知能の研究へ発展していきます.私たちの研究では,子どもや高齢者の発達研究に基づいたヒューマンインタフェース技術の研究を行っています.
映像事例に基づくコミュニケーション技術分析ツール