2020.02.132月14日(金)16:00 共21「数理データサイエンスと統計的因果推論」講演会のご案内 (入場無料
イベント詳細
横浜市立大学データサイエンス学部 学部長 岩崎学 教授 による
「数理データサイエンスと統計的因果推論」講演会を開催いたします。
下記の講演要旨にありますが、現在、統計科学で熱い議論が起こっている「統計的因果推論」と横浜市立大学での「数理データサイエンスの教育・研究の取組み」についてお話頂きます。皆様には、学期末のお忙しい時期とは存じますがどうぞご参加頂くとともに、研究室の学生の皆さんや、広く学内外の方々にもご案内頂ければ幸いです。
< 開催概要>
【講演者】
横浜市立大学データサイエンス学部(学部長) 岩崎 学 教授
【講演タイトル】
「数理データサイエンスと統計的因果推論」
【日時・場所】
2020年2月14日(金)16時〜17時30分
静岡大学情報学部 共通講義棟2階大講義室 (15時30分 開場)
16:00 開会の挨拶(近藤真・学部長)
16:10 講演・質疑応答
17:20 閉会の挨拶
(小西達裕・副学部長・全学数理データサイエンス教育担当)
【講演要旨】
今,データサイエンスが社会で注目を集めています.ネットワークや各種センサー技術の進歩により大量のデータが日々蓄積され,データから新しい発見をする方法論の開発と手法の実装,そしてなによりも,それを担う人材の育成が急務となっています.
一方,統計学分野の統計的因果推論は,注意深く取得された比較的少量のデータに基づいて要因間の因果関係を推論しようとする学問分野で,ビッグデータの解析とは対極に位置するともいえます.
しかし,ビッグデータから真に意味のある結果を導くためには,統計学の裏付けと統計的因果推論の考え方は欠かせません.講演では,両者の関係について分かりやすく解説します.
また, 横浜市立大学は,2018年4月にデータサイエンス学部をスタートさせました.1学科で学生定員60名の学部ですが,文理融合を標榜し,理系・文系の学生が共にデータサイエンスの基礎を学んでいます.また,医学部を擁する大学として,医療データの分析・その支援にも取り組んでいます.その教育活動についても,自らの体験をもとに議論します.
【講演者プロフィール】
専門は統計的データ解析の理論と応用.1952年12月浜松市に生まれる.
1971年3月静岡県立浜松北高等学校卒業.
1977年3月東京理科大学大学院理学研究科修士課程数学専攻修了.理学博士.茨城大学,防衛大学校,
成蹊大学を経て,2018年4月より現職.
現在,統計関連学会連合理事長,応用統計学会会長.その他に日本統計学会会長・理事長をはじめ
統計関連諸学会の理事・評議員などを多く務める.内閣府,総務省,文部科学省,厚生労働省,消費者庁,
医薬品医療機器総合機構などの専門委員も歴任.
【受付】 入場無料・事前登録不要
【主催】 静岡大学高柳記念未来技術創造拠点形成事業「医工情報分野の超高次
元データ解析のための理論・応用間フィードバック型研究開発」
(情報学部数理統計学研究室)
【共催】 静岡大学情報学部
どうぞふるってご参加ください。