市川 淳
研究概要
「身体の動きから“こころ”の働きをみる」を研究コンセプトに身体性認知科学の視座から特に、1) 社会的・協調的集団運動や2) スキル習得を対象に特徴的な動きの背後にある情報処理について検討しています。
目的に応じて情報科学やスポーツ科学、生物集団行動学、心理学で用いられている手法(運動計測、実験室実験、フィールド実験、統計モデリング、信号処理など)を取り入れ、学際的に研究を進めます。最近は、実際に活動が展開されるようなフィードで運動計測を行う実験を導入しています。認知科学ではまだ十分に開拓されていない手法のため、1) や 2) に関する理解の発展が大いに期待されます。
周辺分野も一目置くデータと知見を提供することで、研究分野間の接続や新しいテーマの創発を目指します。ある分野の視座だけでは議論が難しい身体活動の性質が分かれば、より良い支援に向けたヒントが見えてくるかもしれません。
詳しくは、以下のHPにまとめているのでご覧ください。
教員/研究室の独自ページ
保育園における集団遊びの計測
大学の部活動で実施した3 vs 3のバスケットボールの計測
3人1組で1本のペンを動かす実験室課題