2017.03.08視線を誘導して商品の好感度アップ?サッカー経験者は長く目を向けたユニフォームを好きになる(静岡新聞)
お知らせ詳細
静岡新聞@S
http://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/335135.html
Yahoo!Japanニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170304-00000008-at_s-l22.view-000
<論文情報>
Saito Y, Uchida S, Yabe Y & Miyazaki M.
The Effect of Gaze Manipulation on Preference Decisions: A Study of Football Shirt Evaluation.
International Journal of Sport and Health Science (Advanced Online Publication).
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ijshs/advpub/0/advpub_201528/_article
この研究では、サッカーユニフォームの選好判断における視線誘導効果を心理物理学的実験より検証しました。その結果、実験参加者のうちサッカー経験のある群では、長く目を向けたユニフォームを好きだと判断する確率が高くなることが示されました。一方、サッカーやファッションへの関心や好き嫌いに関するアンケートの結果で実験参加者を分けても視線誘導効果が生じる群は認められませんでした。
この成果は、効果的な広告方法の開発のための基礎知見となることが期待されます。また、広告技術の効果を評価するときには、アンケートへの回答などの主観的な事柄だけでなく、その人の来歴などのデータも含めて検討していくことが必要であることも示唆されます。
視線誘導効果や本研究で行った実験の詳細については、谷部好子さんによるコラムや早稲田大学のNews Topicも併せてご覧ください。
▶好きなものに目が向くのか、目を向けたものを好きになるのか – サッカー好きな人で検証(Academist Journal)
https://academist-cf.com/journal/?p=3522
▶サッカー経験者は長く目を向けたユニフォームを好きになる 視線を効果的に誘導する方法に活用(早稲田大学)
https://www.waseda.jp/top/news/48167