2017.10.30情報学シンポジウム2017「情報と学び― 情報学が変える学び、学びが変える情報学 ―」を開催しました
お知らせ詳細

☟講演とパネルディスカッションの様子

☟カフェ&ポスターセッションと表彰式の様子

新しい共通講義棟は、アクティブラーニング室を2フロア設けるなど、情報技術の急速な発展に伴って激動するいま、未来を担う次世代の人材を育成することを目指してデザインされました。
本シンポジウムは、その狙いを表すべく「情報と学び ― 情報学が変える学び、学びが変える情報学 ―」と題して催されました。その開催要項や演者/演題等のプログラムの詳細については以下のイベント案内をご参照ください。
https://www.inf.shizuoka.ac.jp/event/detail.html?CN=154109
シンポジウムは、浜松地域イノベーション推進機構フォトンバレーセンター長の伊東幸宏先生の招待講演で幕を開けました。伊東先生には、大学の起源のお話にはじまり、これからの大学での “学び” の在り方への展望とつながる話題を提供していただきました。
それに続き、本学情報学部教員らが「人工知能 (機械の学び) 」、「地域との学びの連携」、そして「アクティブラーニング」といった話題を提供しました。そして、その結びとして演者一同が壇上にあがり「情報学から読み解く10年後の “学び”」と題してパネルディスカッションを行いました。そこでは高校の先生などの学外からの参加者の方々からの積極的なご意見もいただけて、会場の皆さまとともに未来の “学び” の在り方を議論する場となりました。
また、本シンポジウムでは『カフェ&ポスターセッション』も催し、本学の学生達が日々の学び (研究) の成果/進捗を発表しました (全43演題)。
この『カフェ&ポスターセッション』では、下記の協賛各社や情報学部珈琲研究会のご協力により、お菓子やコーヒー/お茶などを来場者の皆さまに提供し、リラックスした和やかな雰囲気でありながら熱気溢れる催しとなりました。
▶ 株式会社たこ満 https://www.takoman.co.jp/shop/
▶ 西洋菓子処シューマン http://www.chouman.jp/
▶ 静大情報学部珈琲研究会 https://twitter.com/shizucafeken
シンポジウムの締めくくりとして、カフェ&ポスターセッションでの参加者皆様からの投票結果から、以下のように各賞が授与されました。
▶ 最優秀賞:栗田佳樹さん『カナダにおける日本アニメの受容 ―現地での調査票調査をもとにした考察―』
▶ 優秀賞:中尾大輝さん・峰野博史さん『深層学習を用いたトマトの花検出』
▶ 塩見賞:宮城拓弥さん・上田誠也さん (ほか5名) 『運転時のスピードの出し過ぎを、音と振動で防止する技術の可能性:バイク搭乗中の速度判断における感覚間相互作用』
▶ 杉山賞:小山詩乃さん・吉川みのりさん『アイドルファンのための幸福度ランキング』
▶ コーディネータ特別賞:勝見 沙奈さん・松村朋花さん (ほか4名) 『人間の主観の数値化―見えない価値の計測についての試行―』
本シンポジウム当日は雨天にも関わらず、学内外から250名を超える方々にご参加いただき、今後の本学の学びの在り方を議論し、構想する貴重な場となりました。参加者の皆さま、そして協賛/後援していただいた各社/店/団体の皆さまに関係者一同、心より御礼申し上げます。そして情報学部一同、未来を担う人材の育成にむけた志を新たに精進していきたいと思います。
※本シンポジウムに先立つ完成記念式典の様子も含めたお知らせが以下で公開されておりますので併せてご覧ください。
http://www.shizuoka.ac.jp/news/detail.html?CN=4221
☟本シンポジウムの予稿集は静岡大学学術リポジトリにて公開されております。
https://shizuoka.repo.nii.ac.jp/?action=repository_opensearch&index_id=1053
☟また予稿集全頁を以下の添付ファイルにてご覧いただけます (PDF: 7.2MB)。 添付ファイル