2022.03.18情報処理学会 第84回全国大会にて、5名の情報学部学生が学生奨励賞を受賞
お知らせ詳細
各学生が受賞した研究発表は以下の通りです。
(以下、発表順)
○中野愛実,宮崎佳典(静岡大),藤枝美穂,浅野元子(大阪医科薬科大),野口ジュディー(神戸学院大),石川有香(名工大),若狹朋子(近畿大学奈良病院)
”医学系論文抄録の日英対訳コーパスを活用した医学英語教育支援システム開発, ” 1ZH-01
【概要】
医学英語教員や現役の医師とチームを組み,医学英語教育支援システムのプロトタイプ開発を行いました.国際医学誌に公表された研究論文の英文抄録と公式日本語訳データを活用し,論文抄録ジャンルに典型的な構造に注目することで,日本語表現・英語表現どちらからでも検索可能でかつ日英並列表示・抄録全文表示機能等を実装しました.
○武井久実,中村圭佑(静岡大),塩野由紀,中野貴行,青木崇浩(ヤマハ発動機),山本泰生,西村雅史(静岡大)
”慣性情報と音情報を用いた作業行動の自動分節化,” 2V-05
【概要】
スマートファクトリにおける利用を目的とした,工場作業行動の認識に関する研究です.IMUやマイクといったウェアラブルセンサを利用すれば画像と同様に高い精度の行動認識が実現できること,特に,音情報が非常に有用であったことを報告しました.
○平原健太郎(静岡大),加納多佳留,海野博也,北川寛人(PLANT DATA),工藤史堯,永井 彰(NTT社会情報研究所),峰野博史(静岡大)
”植物生育記録の自動化に向けたKeypoint検出の評価,” 4ZA-08
【概要】
Keypoint検出技術を用いて,生育調査に含まれる「節間距離」「葉長」を自動推定する手法の研究です.まずは「節間距離」に焦点を絞り,葉に隠れた節の検出も可能なことに加え,様々な画像増幅方法や学習済みモデルの効果についても検証し,同様な画像の多い植物に向いた画像増幅手法の必要性を確認しました.
○呉 京澤(静岡大),北 義子(武蔵野大),伊藤隆浩(長﨑ベルヒアリングセンター),成田あゆみ,西村雅史(静岡大)
”聴覚障害理解のためのVR環境音体験システムの開発と評価,” 7ZJ-08
【概要】
聴覚障害をお持ちの方に環境音に対するご自身の障害についての理解を深めてもらえるよう,また,そのご家族の方にも障害がもたらす困難さを体験いただくことを目的として,「後方で自転車がベルを鳴らす」といった状況をVRで再現するシステムを構築し,その有用性を検証しました.
○福田治輝,綱川隆司,大島 純,大島律子,西田昌史,西村雅史(静岡大)
”BERTを利用した協調学習の多人数会話分析,” 7ZL-01
【概要】
協調学習における効率的な指導を目的とした,会話内容自動分析の試みです.多人数の発話を認識したテキストが存在するものとして,Sentence-BERTやBERTopicと呼ばれる手法を用いて話題遷移の可視化を行い,手法の有効性を確認しました.
なお詳細については、以下をご覧下さい。
情報処理学会 全国大会 学生奨励賞
(http://www.ipsj.or.jp/award/taikaigakusei.html)