2020.10.30情報学専攻2年の水野慎太郎さん(大木研)がCSS2020でCSS学生論文賞を受賞
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オンライン授賞式の様子
論文タイトル:AutoPoCo: 消費電力を考慮したモデルベースファジングの自動化
著者:水野 慎太郎 (静岡大学), 西垣 正勝 (静岡大学), 大木 哲史 (静岡大学)
コンピュータセキュリティシンポジウムは国内最大規模のサイバーセキュリティの学術シンポジウムです。理論系から応用系まで幅広く200件規模の発表があり、参加者数も800名規模を誇ります。本年度は発表件数178件(うち学生109件)の中でCSS2020学生論文賞の受賞件数は9件と狭き門であり、高い評価を受けての受賞となりました。
発表論文では、「ファジング」と呼ばれるソフトウェア脆弱性テストの技法を拡張し、IoT機器の消費電力を異常に増大させる入力を半自動的に発見する手法を提案・開発しています。これまでのファジングは高度な技能と経験を持った開発者による実施が必要でしたが、水野さんの研究は、高度な知識や経験が必要な設定部分を自動化することで、幅広い知識レベルの開発者がファジングを活用することを可能としています。
(参考) コンピュータセキュリティシンポジウム2020 Webサイト
https://www.iwsec.org/css/2020/index.html