Message 学部長・専攻長あいさつ

情報学部の理念と特色

情報学部長小西 達裕

 静岡大学情報学部のWebサイトにご来訪いただき有難うございます。
 本学部は1995年10月に、日本の国立大学としては初めて「情報学」を教育・研究する学部として設置されました。当時の情報教育は、コンピュータシステムの構築技術やプログラミング技術を扱う理工系分野のひとつと捉えられていましたが、本学部は設置時から「文工融合」を学部理念として掲げ、コンピュータシステムをとりまく人間や社会の活動をも視野に入れて、人文科学・社会学からコンピュータサイエンスまで幅広い分野の専門家が協力してひとつの学部を作り上げてきました。
 この学部設立からおよそ30年のうちに、情報学は文・工両面から極めて急速に発展してきました。コンピュータサイエンスはますます高度化し、驚くべき先進的技術が矢継ぎ早に開発されています。人や企業などの活動は即座にデジタルデータ化され、そうして作られた大規模データを分析し活用するシステムが社会のすみずみまで浸透し、たくさんの新しいビジネスが生まれています。いっぽう情報システムがもたらす社会の変化に伴って発生する社会課題を解決したり、新たな社会のしくみやルールを作ることも急務となっています。

 このような状況に対応すべく、現在の情報学部は以下の3学科から構成されています。
 情報システムの基本原理から先端技術・工学応用・システムデザインまでを幅広くカバーする「情報科学科」。
 人間の行動データを利活用し、社会をより良くすることをめざす「行動情報学科」。
 社会に関するさまざまな学問分野を基盤として、新しい情報社会をデザインすることをめざす「情報社会学科」。

 さらに情報学には「あらゆる分野の交流の共通基盤になりうる」という重要な性質があります。現代では工学、農学、医学(看護学)、教育学、人文社会学などあらゆる分野が情報システムの活用なしではすまないわけですが、これは別の視点からみればこれらの分野の人々が協力して学際的な活動をするうえで、情報システムを接点としてアプローチすることが有力な方法になりうるということです。このため上述の3学科で学ぶ学生の皆さんは、それぞれの専門性の軸足をしっかりと固めつつ、各自の興味や将来の夢に応じて他分野の教員・学生とも積極的に交流し、知識の深さと幅広さを併せ持つ人材として社会に羽ばたいてゆきます。このことを強化するため大学院修士課程情報学専攻には令和7年度より、他分野における情報学の展開に注目した「領域情報学コース」が新たに設置されました。
 以上のように私たちは現代の情報社会の発展のために多角的な取り組みを続けてゆきます。静岡大学情報学部の活動にご注目ください。

学部紹介 学部長挨拶

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